奈良県宇陀市大宇陀本郷
Road Map :桜井市街から県道37号線を南下して下居から村道に入り、音羽観音寺に向かう。
Route Map:参道入口から音羽観音寺(善法寺)を経由して山頂を往復する。
『関西百名山』 この藪山が何故に関西百名山に選ばれたのか? 歴史的な背景で選ぶのはやめて欲しい。
コースタイム 登り:1時間05分、下り:55分
途中敗退
今回の遠征
おとわやま
音羽三山
”音羽山”の標高が一番低く、最高峰は ”熊ヶ岳”(904m)なのは知っていたので、当然、最高峰まで行くつもりであったが、どの山頂からも展望が利かないと聞いて、行く気をなくしてしまった。
関西百名山
数年前、京都近辺の関西百名山を巡っていて、余りにもしょぼい山が多くて、やる気を無くした覚えがあったが、今日の ”音羽山”はその再来の感じがした。
音羽観音寺の道標にて村道から林道に入って行くが、集落内の村道は小型
車で一杯一杯の道幅であり、対向車が来ないか冷や冷やもんであった。
参道入口に着くが駐車地が無く、通り過ぎて道幅の広い箇所に車を停める。
12時16分に車止めされた参道入口から歩き始める。
この時点では観音寺に直ぐに着くものと思っていた。
簡易舗装された参道は一旦、地道となるが、
直ぐに簡易舗装された道となる。
直ぐに ”観音寺”に着くものと思ってたが、中々着かない。
一体、どこまで歩けば良いのやら。
軽トラが2台、停まっていた。 いやな感じ!
その横には荷揚げ用のモノレールが伸びていた。
このモノレールは ”観音寺”に荷物を上げるものな
のか? ここから参道の勾配がきつくなってくる。
これは ”観音寺”手前の看板。 最近、お寺も財政難なのか
キティちゃんとかガキ相手に広宣活動をしている寺もあるらしい。
この手のおちゃらけな看板が各種参道にあった。
これは参道が急登になる手前の看板。
やっと ”観音寺”が見えて来た。
ここまで26分の簡易舗装された参道歩きだった。
道標は ”観音寺”であるが地図には ”善法寺”と書かれていた。
この寺がなんて名前か確認には行かず、どうでも良い。
立派な道標があったが、登山道は大嫌いな背の高い笹原となる。
が、薮道は長くは続かなかったので助かった。
”観音寺”の右手から登山道に入って行く。
沢水も流れており、沢底、縁と交互に
歩き易い所を選んで進んで行く。
沢道に入って行くが、”何、これ!”と呟いてしま
う程の汚い道となる。 荒れた道と言うより汚い道と
言う方が合っていると思う。
沢水が無くなってきたが、歩き難いのには変わりない。
汚い沢道が長く続く。 本来、沢道は好き
なのであるが、ここの沢道は頂けない。
55分にて尾根筋に出るが、ヒノキの樹林帯でまったく展望は無し。
尾根に出てからは緩やかに登って行く。
”観音寺”から21分にて沢から離れ左斜面に取り付く。
途中、下山者と会ったので三山の展望を聞いてみると 「どの山も展望なんて無いよ」と言う。 ガ〜ン、これで ”観音三山”の縦走は止めた。
悪路続きの登山道から ”観音寺”に戻り、後は簡易舗装された参道を下るのみ。
山頂標識だけは立派であった。
残りの2山は割愛して直ぐに下山する。
1時間05分にて ”音羽山”(852m)に着く。
ハイカーの言う通り展望は皆無。 おまけにピーク感も皆無。
YAMAKEIのHPから抜粋
音羽山、経ガ塚山(889m)、熊ヶ岳(904m)の音羽三山は、それぞれ特徴のある山容を持つ。
なかでも音羽山は、最も大きな山体をしており、山頂は南北に長い。
経ガ塚山は三角形の整った姿と自然林の茂る美しい頂だ。 平坦な山頂には石灯籠が残っている。
ここは多武峰の鬼門に当たるため、経文を土中に埋めたと伝えられ、山名はこれに由来する。
熊ヶ岳は音羽三山の最高峰でササ茂りの美林が山頂まで続いている。
迷岳を早々に敗退したので時間が余り、帰路途中の音羽山で代替とする。
写真に残す程の沢道ではないが、
如何に酷い道かを残しておく。
本気の沢道なら感激なのであるが、
雨水が流れているだけの沢道はごめんである。